「だれもしらない バクさんのよる」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

ばくさんは夜中に怖い夢をみている子の
こわーい夢を食べてくれるのです。
ばくさんの家にはこわいゆめほうちきがあって
怖い夢を見たこがいるとベルが鳴るようになっています。
なんともおもしろい！

怖い夢を食べるのはおてのものでじゃんじゃん食べてやっつけるのですが
かえりみちにさびしい夢に出会います。
ばくさんは食べることもできずにどうしたらいいかとワナワナしています。
でも寄り添っているばくさんの優しさが
伝わってきて残った涙でこんなすてきに問題を解決するだなんて
感激でした。

バクと言えば夢を食べるという言い伝えがありますが、こんな風に怖い夢を本当に食べてくれたらいいですね。怖い夢って言うのも追っかけられたりホントに危機が迫ってる夢でなく、ブロッコリーが怖いうさぎさんとか歯医者が怖いワニさんって言うところも子供は安心して読めます。
子供が受けてた部分はバクさんがおなかいっぱいに食べ過ぎて『ゲプッ』ってげっぷしちゃうところでした＾＾

全ページためしよみで読ませていただきました。
いいお話でした。

色のトーンは落ち着いた暗い感じです。
それもそのはず、夜のお話だからですね。

夜な夜な、人知れず、怖い夢を見ている人を、助けているバクのお話です。

みんなが寝しずまっているあいだに、
怖い夢を見たらそれを食べてくれるのが仕事なバクさん。

バクさん、こわい夢と立ち向かう姿がけっこう大変そう！！
そんな大変な思いをしながらでも、
みんながすやすや眠れるようにはたらいてくれてるんだね。
ありがとうね。

こわい夢を見たら、バクさんにいい夢に変えてくれないかお願いしてみよっか。
さみしい思いをしている子がいたら、さみしくならないことを考えてみよっか。

「怖い夢報知器」のお知らせをたよりに、バクさんがうさぎさんやワニさんの家にお出かけして怖い夢を食べてあげます。うさぎさんやワニさんの家がとても素敵に描かれていたので魅入ってしまいました。バクさんがあまりの怖さに大慌てしてしまったのにちょっと笑えました。寂しい夢は食べることが出来ないのでヤマネコさんの為にしゃぼんだまを飛ばしてあげたシーンが大好きです。