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宮沢賢治の絵本 寓話 洞熊学校を卒業した三人」 大人が読んだ みんなの声

宮沢賢治の絵本 寓話 洞熊学校を卒業した三人 作:宮沢 賢治
絵:大島 妙子
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2012年10月
ISBN:9784895881272
評価スコア 4
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  • あまりにもグロテスク!

    なんじゃい、この話!
    洞熊学校を卒業した、赤い手長の蜘蛛と、銀色のなめくじと、顔を洗ったことのない狸が、たどった道はというと。
    熊の先生が教えてくれたのは、一番になるということ。3年間で、それぞれが一番になって、卒業したら、それはそれは怪奇な生きざまを見せてくれました。奇妙な生きざまを、描かれた絵がさらに強調してくれました。その傍らでは、たくさんの眼の青い蜂の仲間がせっせせっせとお仕事をしています。その存在もこのお話を面白くしてくれる要素です。

    投稿日:2014/10/27

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  • 醜い3人と対照的な蜂

    赤い手長の蜘蛛と、銀色のなめくじ、顔を洗ったことのない狸の3人が洞熊学校で習ったこと‥この中で誰が一番大きく偉くなるかの競い合い。
    3人ともに卑しく、他人を蹴落としてでも自分が上に立とうとするところがそっくりで、大島妙子さんの描く絵がそれぞれのイヤな部分を最大に表現していてすごく合っていると思いました。
    蜘蛛に食べられてしまったアブの子供やかげろう、なめくじに食べられてしまったカタツムリにとかげ、狸に食べられたうさぎ、どれもが悲しみに満ちていて、物語と見事にマッチしていました。

    そして、そんな3人とは対照的な蜂。この蜂が意味するところは、実直に生きるということなのでしょうか。

    どんな生き方をしたら良いのだろうか、考えさせられるお話です。
    このお話に絵がとてもよく合っていて素晴らしい作品になっていると思います。

    投稿日:2014/07/02

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  • 共倒れ

    洞熊学校を卒業した 、くも、なめくじ、たぬきのその後の一年間の様子と、青い目のはちの様子とを並行して描かれた作品です。

    くも、なめくじ、たぬきはえらい目に合っているのに、青い目のはちは花たちと協力して、やがて新しい春の訪れを待つ…と、穏やかに語られているのがおもしろいですね。

    結局この三人は、似た者同士だったということです。
    競争しても結果は同じ。

    そもそも学校とは集団生活での協調性や道徳心などを学ぶところ。
    もちろん、競争心も大切ですよね。

    でもほんの少しでも助け合う心や思いやりがあれば、もっと楽しく生きれたかもしれないのに…

    この三人は一番大切な事を学ぶチャンスを棒に降り、散々な結末になってしまいました。

    読み終えて、やはり生きていく上で大切なことは助け合いなんだなぁ…と、しみじみ思いました。

    お話の残酷さとは対照的に、絵が可愛らしいのがいいですね。
    三人ともとっても卑しい顔をしていて、イメージにぴったりでした。

    投稿日:2014/06/30

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  • 今でいうホラーですよね

    このレビューコンテストがあるまで、賢治に『寓話 洞熊学校を卒業した三人』という作品があることを知りませんでした。いやはや、もうすごくグロテスクで、今でいうと、もうホラーの分野の話ですよね。それを逆に賢治の時代の人は、却って弱肉強食なんてそんなものと受け止められたのでしょうか? この話の中で重要なグロテスクさを大島妙子さんの絵がさらに際立ったものにしていると思います。寓話と題にはつけられていますが、それぞれの話が何かを暗示されているのかしら?

    投稿日:2014/06/28

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  • すごい迫力です!

    洞熊学校を卒業した三人が、どのような人生を送るのか。

    優秀な生徒たちだったのに、こんなふうになるとは。。。
    とても教訓っぽいストーリーです。

    私はコツコツ蜂さんのように頑張ります(笑)

    大島妙子さんが描かれる絵が、とにかくすごい迫力がありますので必見!蒼い目をした蜂さんたちが描かれているページは、オアシスのような爽やかさです。

    投稿日:2014/06/20

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  • 共感

    洞熊学校を卒業した三人は、そろいもそろって個性的でしたね。
    そして、「一番」を目指して邁進します。
    その方法は、どう見ても、正々堂々とは言えないですねー。
    それでも、「あー、よくあるなぁ」と共感してしまう場面もあったりするのですから、憎めないんです。

    投稿日:2014/06/12

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