「のれるかな？ うかぶかな？ ふね」 大人が読んだ みんなの声

　生き物や人間の子どもたちが、それぞれ、自分たちの船を運んできて水に浮かべて乗ってみます。

　「のれるかな？」「うかぶかな？」

　みんな、それぞれ自分らしい船を持ってくるところが楽しいですね。そして、すべて　「のれた！」「うかんだ！」という結果で、読んでいて　うれしくなっちゃいます。

　子どもが育つ時に、「できた！」という成功体験は、とても大事だと思います。そんな気持ちを、最初から最後まで味わわせてくれる素敵な赤ちゃん絵本です＾＾

石井聖岳さんの初めての赤ちゃん絵本ということで、ワクワクしながらページをめくりました。
優しい色使いと可愛らしい挿絵、そしてこの作品では版画の技法が使われているとのことで、海の色や波の線などに版画独特の雰囲気が見られる素敵な作品でした！

「のれるかな？うかぶかな？」、「のれた！うかんだ！」のシンプルな内容も、繰り返しを好む赤ちゃんにピッタリ。

そして、出てくる船がどれも可愛くて、想像力にあふれていて、本当に素敵だなぁ〜！と思いました。
特に、ウサギさんのニンジン型潜水艦はとっても可愛い☆

読んだ後に爽やかな気持ちになる、夏の季節にピッタリの絵本です（＾＾）

「のれるかな？　うかぶかな？」「のれた！　うかんだ！」のくりかえしが、絵の雰囲気とあいまって、心地良いかんじです。
乗れた時のみんなの表情が（てんとうむしだけは、その動きで）よいですね！　うれしさが伝わってきます。
黒くはっきりした線の絵が独特で、他の赤ちゃん絵本にない絵だなあと思いました。

なかなか可愛らしい絵本で良いですね。絵もダイナミックな感じでわかりやすくて良かったです。同じ表現しか使われていないのに、どのページも新鮮で、小さなお子さんにちょっとした言葉のイメージが掴んでもらえるのではと思いました。

いわゆる赤ちゃん用の絵本とは、かなり違う印象を受けました。不思議で面白い絵を、「えーっ？」と思いながら見入ってしまいます。宇宙船にも見える人参や、ヘビ形のような波型のような船は、もう忘れられません。こういう柔軟な発想が出来る人になりたい！と思います。

うちの4歳になる子が０〜２歳のころに読んだら、きっと一緒に「のれたね！うかんだね！」って言いながら大喜びして読んだだろうなと思いました。
言葉は最後まで同じ繰り返しで安心感がありますし、一方でひとつひとつの船がアイデア豊富なので乗る前、乗った後、ページをめくった時の変化がとても楽しいです！
優しい絵のタッチに、表情。ニコニコしながら読める絵本です。
もう一冊の「ききゅう」とセットで読むともっと楽しめそうです！

とっても達成感が得られると言うか、やった！という感じの絵本だと思います。
みんなが浮かべた色形の違う船が浮かんだ時の表情が何とも言えず可愛らしくて素敵な絵本です。

赤ちゃんにとっても分かり易く、リズミカルでシンプルな文章がとても効果的だと思いました。

出産祝いや、ちょっとした赤ちゃんへのプレゼントに、とても可愛いのできっと喜んでくれると思います。

　乗り物にはめっぽう興味を示す子どもたち。
中でも「ふね」への経験は想像をゆたかにかきたてます。
雨の日の水たまり、田畑そばの水路、家庭のおふろや
はたまた食卓のお味噌汁などなど、水さえあれば
「ふね」「うかぶ」「のる」イメージをくり返しているでしょう。
　かわいいテントウ虫のおわん舟、カメさんの甲羅のふね、
ヘビさんのにょろにょろ舟は特に、おもしろいなぁ。
ウサギさんのはニンジン潜水艦かと思っちゃったけど
浮かべばきっと大喜びだよ。
いしい画伯の大胆アイデアが、子どもの目に新鮮キラキラを映すでしょう。
　お風呂にもって入って来そうなくらい、たのしいなぁ。
感謝・感謝。

「のれるかな？うかぶかな？」と動物たちが、さまざまなものを船として浮かべて、それにのって遊ぶようすが描かれています。

カメは甲羅をひっくりかえしたものだったり、うさぎは中をくりぬいたにんじんだったり。
とっても可愛いです。

日本語のリズムもいいので、小さな子と一緒に読みたいですね！

自分たちが作った船、ちゃんと乗れるかしら？ちゃんと海に浮かぶかしら？
慎重に運んで、いざ！
乗れた！浮かんだ！瞬間の嬉しそうな顔といったら♪
個性的な船と、みんなの表情の変化がとても楽しく、１才頃の赤ちゃんにぴったりのかわいらしい絵本です。
乗れるかな？浮かぶかな？は海の乗り物にも空の乗り物にも共通する言葉で、「ききゅう」もあわせて読むと世界が広がると思います。