最近私がエロール・ル・カインの絵の魅力にはまって、彼の作品ばかり読むので、うちの子どもたちも、何となく私に付き合って一緒に見てくれました。
邦訳は中川千尋さんで、わりと最近出た作品です。
特にセリフがあるわけではないのですが、エロール・ル・カインが遊び心で描いている猫やらトカゲやら(トカゲはこのお話ではシンデレラのお付きの者になります)が可愛いです。
またこの作品では、小さなネズミは馬車をひく馬にされますが、それとは別にクマネズミの一匹が御者になります。
変身した後のお付きのトカゲたちは一見、人間の姿はしていますが、どこか変な走り方で笑えました。
この作品で他の同タイトルと違うところは、中世ヨーロッパにありがちな容姿の王子さまを描かれているの、今の私たちから見ると、王子さまがちっとも素敵じゃありませんでした。
でも、私も子どもたちも「そのこだわり」がウケました。
あと、うちの子がびっくりしていたのが、シンデレラが自分だけ幸せをつかむのでなく、最後に意地悪だった姉さんたちをお城に読んで、お婿さんまで世話してあげていたところです。
こういう終わり方って、昔話では珍しいですよね〜。
かなり楽しめた「シンデレラ」でした。