“キャベツがたべたいのです”ですっかりクセになってしまった、シゲタサヤカさん作品の最新作!さっそく読みました!
おはなしは、おばあさんが 木に引っ掛かった“ツヤツヤでベトベトの妙なもの”を見つけるところから始まります。
タイトルから察するに、「このこげ茶で丸くて平べったいものは、誰かのぼうしなんだな」と思って読み進めましたが、持ち主が誰なのかまったく分からず・・・。
そのうちおじいさんとおばあさんがあまりにも美味しそうに食べ始めたので、
「何だろう?どんな味だろう?何だか分からないけど、食べてみたい!!」とウットリしてしまいました。
そしていつしか夜も更けて・・・持ち主の彼が現れた時には、「君のものだったのか!」と、何だか私まで焦ってしまいました。
たしかに、彼がぼうしをかぶっていないその姿はちょっとヘンテコ?!でも、可愛くて思わず笑ってしまいました。
最後までハラハラしっぱなしでしたが、ほのぼのとするおしまいにはホッとしました。
それから・・・読み終えた後に、ぼうしが何なのか分かった上で、もう一度読んでみたら
今度はそれがどんな味なのか想像できたので、何だかとっても嬉しかったです!