夏の暑い日、車に乗せられて、遠いところにつれてこられたぼく(ブチの犬です)。車から降ろされ、木の枝を探しに行っている間に車がいなくなっていました・・・。
読み進むうちに、人間の勝手さ、捨てられた犬の悲しさでとても切なくなります。
「もう、人間なんてみたくないや。ひとりでもいきていけるさ」と疲れて、眠り込んでしまうぼくに息子の表情も曇ってしまいました。
最後に、船長さんに「・・・きみがここにいてくれるとうれしいね。ふねのうえでは、いつもひとりぼっちだから」と優しい声をかけられ、息子もようやくホッとしたようです。
動物を飼うことを、比較的簡単に考えていた息子にちょうど良い絵本でした。