真っ黒い顔に大きな目、ちょっと長めのおひげに体にはダルメシアンのようなぶち。とても愛くるしい表情の「ぼく」。
ぼくは車で連れてこられ、海辺の町に置き去りにされてしまいます。
途中で、悟りを開いたような犬と出会い、新しい飼い主探しのアドバイスを受けます。
飼い主探しの場面では、犬を可愛がる人間たちへの皮肉とも
取れるような「ぼく」のコメントがあり、ちょっとチクっと
したりして。
野良犬になりたくてなる犬なんて、いる訳がない。
命あるものは絶対途中で放り出してはいけない。
動物を飼うってその動物の運命を引き受けるのだから、
簡単じゃないんだよ。娘達よ!