突然車から降ろされて投げた木の枝を拾って、戻ってきたら家族がいない・・・。そう、「ぼく」は捨てられてしまったのです。
最初の部分を読んですごく悲しい気持ちになりました。と同時に「ちゃんと生きているものは最後まで責任を持って飼え!」という怒りがこみ上げてきました。
でも「ぼく」は最後は気の合う船長さんに出会って幸せに生きていくことになります。私はこのシーンを見て心から「よかったね。」と思いました。
世の中には「ぼく」みたいな犬がたくさんいます。だからこそ捨てられた犬の気持ちが一人でも多くの人に伝わるようにぜひ読んでいただきたい絵本です。