アリア・ムハンマド・バクルさんは、イラクという砂に吹き飛ばされた国の港町、バスラの図書館員です。
イラクでは、戦争が起こっていました。大事な図書館の本が、戦争の火で燃えてなくなることを心配したアリアさんは、本を守るために動き出しました。
このお話は、イラクで、本当にあったお話です。
本を愛するアリアさんのおこした行動は、すばらしいものでした。行政に働きかけても動いてもらえなかったことを、彼女は、知人と助け合って実行したのです。
アリアさんの行動力に、尊敬の念でいっぱいです。そして、何よりも、イラクに平和な日が、一日も早く訪れることを、心から願わずにはいられません。同じ地球上で、大変な思いをしている人たちが、大勢いることも忘れてはいけないと思います。