表紙のおかめ列車のインパクトがすごすぎて圧倒されますが、舞台は70〜80年代かな?!と思わせる、なつかしいもの達にあふれていて、自分の幼い頃にタイプスリップしたような気分になりました。
お祭りに行きたかった兄妹、ひょんなことから、おかめ列車に乗って、お祭りにいくことになります。このおかめ列車に乗る方法が、ギョッとします。お兄ちゃんが布団から足だけ出ているシーンは、かなりホラーで、寝る前に読み聞かせしていたことをちょっと後悔したほど(夢に見そうで・・)。
ただ、列車の内装や、お祭り会場など、昔懐かしのものがたくさんでてきて、なんだかうれしくなっていたのもつかの間、またホラーなシーンが・・・。でも、最後は、兄妹の満たされた寝顔に、ホッと温かい気持ちにさせられる、なんとも不思議なお話でした。