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ノアのはこ船」 ジュンイチさんの声

ノアのはこ船 作・絵:ピーター・スピア
訳:松川 真弓
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1986年
ISBN:9784566002616
評価スコア 4.21
評価ランキング 23,527
みんなの声 総数 13
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  • 絵が物語る絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    「ノアの箱舟」は、沢山の絵本が出版されています。
    一番印象に残っているのは、今年2月に邦訳されたリスベート・ツヴェルガーの描いた「ノアの箱舟」。
    リスベート・ツヴェンガーは、グリム、アンデルセン等の世界的名作を、繊細で独特の画風で描き、国際的に評価を得ており、思う存分に彼女の描く絵の魅力が溢れているものでした。

    今回のピーター・スピアーによる「ノアのはこ船」は、1978年にコールデコット賞を受賞しました。
    ピーター・スピアは、1962年にも「きつねのとうさんごちそうとった」で、コールデコット賞オナー賞を受賞しています。

    この作品の特徴は、文章が殆どないこと。
    最初と最後に1行の文と、大洪水の詩の転用があるだけです。
    後は、絵が物語るという作品なので、ノアの箱舟の文章を一度は読んだことがないと、理解が難しいかも知れません。
    何せ、絵だけですから、解説を入れつつの読み聞かせが必須の作品です。

    それでも、ピーター・スピアの絵は、魅力に満ち溢れたもの。
    船には、選ばれし者しか乗船できなかったのですが、船の入り口が閉ざされ、船外にいた多数の動物が洪水の中に消え去るシーンは、その象徴的な絵です。
    だんだんと船内が汚れていくシーンや、ノアが思い悩むシーンなんて、実に忠実な絵だと思います。
    また、甲板から大量の水が溢れさせながら、大海原を漂う船の絵は、何度見ても心に響くものではないでしょうか?

    文章はいらないと言える位、絵が物語る作品です。
    ノアの箱舟の絵本は多かれど、一度は読んで欲しい作品としてオススメします。

    投稿日:2011/08/27

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