夏休みも終わろうとしているある日。
宿題のことでぼくはお母さんと大ゲンカ。
ああ言えば、こう言うでぼくは家を飛び出した。
ぼくは怪獣になった・・・。
小学生の夏休み、う〜ん、なんだか見たことのあるような光景です。
親子でちょっぴり苦笑いしてしまいました。
でも、ぼくがかいじゅうになったのには他にも理由があったのです。
元気一杯でちょっと乱暴だけど大事な友達のヒデくんと会えなくなったから。
ヒデくんのいない夏休みは何をやってもつまらなかった・・。
マジ?、ヤバ・・、キレた、ムカついた。
そんな言葉がところどころ出てきてちょっとドキッとしました。
子供にはあまり使って欲しくない言葉ですが、
そんな気持ちになることも子供たちにだってあるはず。
作品の中でもむやみに使われているのではなく、全てぼくが寂しく、
つまらないと感じていたときに発せられる言葉ですから。
子供の気持ちを改めて感じたような気がします。
小学生のお子さんと一緒に読んでみてください。