新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ゆうちゃんとれいちゃん」 さえら♪さんの声

ゆうちゃんとれいちゃん 作・絵:うえまつ しの
出版社:日本文学館
税込価格:\1,100
発行日:2006年08月
ISBN:9784776513551
評価スコア 4.88
評価ランキング 24
みんなの声 総数 33
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  • “みんなちがってみんないい”

    これは絵本NAVIで投稿数1400件を誇るHN・ぼのさんの
    記念すべき処女作です。
    3人のお子さんを持ちながらも
    自分の夢に向かって着実に歩んでいらっしゃる“ぼのさん”
    すばらしいと思います!!
    早速読もうと手にすると先に娘にとられてしまい
    娘が先に読むことになりました。
    読んだ後の娘に「どんなお話だった?」と聞くと
    「えっとね、おじさんがね、“かわいかったなぁ”って言うの」
    ・・・だそう(〜_〜;)
    最近は拙いながら自分で読んで感想を言うようになりました。
    お話はというと、ゆうちゃんとれいちゃんという双子のゆうれいです。
    姿形は足のない幽霊なんだけどそこらの女の子と全く変わりなく公園で遊んだり オモチャで遊んだり 普通に食事をしたり・・・ととってもカワイイ♪
    仲がいいんだけど 二人の好みは全く違う。
    お互いの違うところを認め合って遊ぶことの大事さをぼのさんは
    伝えたかったのだと仰っています。
    その言葉を読んで金子みすヾさんの
    “みんなちがってみんないい”(私と小鳥と鈴と)
    という言葉を思い出しました。
    こういう気持ちが子供たちに根付いていきますようにというぼのさんのメッセージを十分に感じます。
    さて そんなゆうちゃんとれいちゃんも人間たちに大騒ぎされて
    あわや掴まってしまうのでは・・・というハプニングが。
    でも逆に人間たちを驚かす展開になっていて痛快です。
    ラストもつりびとさんのつぶやきがほんわかしたムードで温かい絵本です。
    そして巻末には折り紙の“オバケの折り方”のページがあります。
    それぞれのページで色んな表情を見せるお月さまにも注目ですよ。

    投稿日:2007/01/22

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