宮沢賢治の絵本 貝の火 宮沢賢治の絵本 貝の火
作: 宮沢 賢治 絵: おくはら ゆめ  出版社: 三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
親子のひばりは、沢山おじきをして申しました。 「これは貝の火という宝珠でございます。 王さまのお伝言ではあなた様のお手入れ次第で、この珠はどんなにでも立派になる

14ひきのやまいも」 夏の雨さんの声

14ひきのやまいも 作・絵:いわむら かずお
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:1984年07月
ISBN:9784494006229
評価スコア 4.62
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  • 秋の七草、いえますか? 

     萩、芒、葛、撫子、女郎花、桔梗、藤袴。
     秋の七草である。
     これらは秋に咲く代表的な植物だ。
     秋は紅葉だけでなく、七草のように花として愛でることもできる季節でもある。
     いわむらかずおさんの人気シリーズ「14ひき」は季節ごとに作品があって、花を愛でるようにページを開けば季節が味わえるのがいい。

     この巻は秋の山に14ひきのねずみ家族がやまいもほりにでかけるお話。
     一面秋の、あたたかい色調でうまっている。
     さて、やまいもの長いつるが伸びている場所にやってきた14ひきだが、ここで登場するのが「むかご」。
     「むかご」って何だ?
     文にはこうある。「やまいものつるになってる、おいしいむかご」。
     絵は木に登ってその「むかご」を取っている子どもねずみたちの姿。
     「むかご」って何だ?

     ネットで調べると「やまいもなどの地上の茎の葉腋にある芽が肥大して,球根と同様の性質をもつ塊状組織を形成する」とある。
     なかなか実物を見る機会は、今の子どもたちにはないかもしれない。
     こういう丁寧さがいわむらかずおさんの魅力といっていい。
     14ひきの中のおじいさんねずみが「いもほりめいじん」なように、失礼かもしれないが、いわむらかずおさんはおじいさんの知恵袋だ。
     そもそも子どもたちはやまいもがどういう状態であるのかも知らないのではないか。
     スーパーに行けば、風情もなく積んであるだけだし。

     本来そういうことは自然と学べたはず。
     秋の七草にしても、街の中ではなかなか見ることはない。
     そうなると、秋の七草さえ身近でなくなってくる。季節感がなくなって、ひどい目にあうのは私たちなのに。
     だからこそ、いわむらさんの「14ひき」シリーズは私たちが大切にしないといけない絵本だ。
     子どもたちに「歳時記」は難しいかもしれないが、いわむらかずおさんの絵本ならやさしい。
     やさしくて、季節感があって、しかもとろろ汁のおいしい匂いまでついてくる。
     いうことないではないか。

    投稿日:2014/10/05

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