2年生の長男に薦められる本を探していて読んでみました。
兄妹が汽車の旅で立ち往生してしまった「さかさ町」。何でもかんでも逆さまです。子供はただ愉快だと思うかもしれませんが、大人が読むと考えさせられる場面もあります。
例えば病院。さかさ町では、病院に行くと医者が患者を待っていて、患者は待ち時間なし。病人はお金を払う必要はなく、健康な人が払うのだとか。働けない人がお金を払うのがおかしいということだそうです。なるほど。
歴史の勉強は古い方からではなく、現在からさかのぼって学ぶのだとか。現在との関わりが分からない古い歴史などいきなり学んでも訳がわからないから、という理由だそうです。
既成概念にとらわれずに世の中を見られるようになるかもしれません。