新刊
たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。

  • かわいい
  • ギフト

駝鳥(だちょう)」 ヒラP21さんの声

駝鳥(だちょう) 作:筒井 康隆
絵:福井 江太郎
出版社:六耀社
税込価格:\1,760
発行日:2015年09月11日
ISBN:9784897378107
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,510
みんなの声 総数 2
  • この絵本のレビューを書く
  • ブラックな絵本です

    なんとも不気味な絵本です。

    砂漠を旅する男と駝鳥がいます。
    次第に食べ物がなくなっていきます。
    それからどんなことが起きるのだろうと思うと、心がゾワゾワしてきます。

    果たして、それまでの仲間の意識が、貪欲な生きるための切望に変わっていきます。
    想像できる話ですが、とても残酷です。
    駝鳥は身体を失い続けても共に歩き続けるのです。

    きっかけは、駝鳥が男の大事にしていた、金ぐさりの時計を呑み込んでしまったからでした。
    男の時間を奪ったということを暗示しているのでしょうか。

    男の行為を容受していた駝鳥が反撃に出たのも、きっかけは時計でした。

    結末に絶句しました。
    決して明るい話ではありません。
    心の闇を抉るようなお話です。

    福井江太郎さんの絵が、あまりにもエグいです。
    物語の重さに、大迫力な効果を加えていました。

    投稿日:2025/03/10

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「駝鳥(だちょう)」のみんなの声を見る

「駝鳥(だちょう)」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / そらまめくんのベッド / どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



年齢別で絵本を探す いくつのえほん

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット