30年前の作品になりますが,時代に関係なく幼児期から小学校低学年の子供に読んであげたい読んでほしいシリーズだと思いました。
お話は結末を急がずゆっくり進みます。
そこに幼い子供の心理がよく描かれていて,親の私はそんな純粋な気持ちを忘れてしまっていたことを改めて感じました。
きつねの子が,橋の反対側のまだ見ぬきつねの女の子を想い行う行動には無垢な優しさがあるんです。お花を置いたりハモニカふいたり。
純粋さって本当に素敵ですね。
5歳幼稚園の娘にはまだ一人読みとしては長いようで,読み聞かせとして読みましたが,一人読みでもまた彼女のペースで読んでほしいです。