貝の火 貝の火
作: 宮沢 賢治 絵: おくはら ゆめ  出版社: 三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
親子のひばりは、沢山おじきをして申しました。 「これは貝の火という宝珠でございます。 王さまのお伝言ではあなた様のお手入れ次第で、この珠はどんなにでも立派になる

ふたりユースケ」 恵里生(えりお)さんの声

ふたりユースケ 作:三田村 信行
絵:大沢幸子
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2017年02月
ISBN:9784652201930
評価スコア 4
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  • 【あらすじ】
    父の仕事の関係で引っ越したユースケは、数年前に溺死した同じ名前の少年の生まれ変わりにされてしまう。神童とよばれた故ユースケに近付くために、常に限界を超えた努力を求められ、一挙手一投足がことごとく監視されるユースケ。普通の少年でしかないユースケはだんだんと周囲の期待が重荷になっていき、そして…

    周囲の勝手な思い込みや幻想の犠牲になっていく少年をリアルに描く、恐ろしい話。

    【感想】
    村人同士の見栄の張り合い、大人の身勝手な思い込みによって、自殺にまで追い込まれる少年の姿は、物語というよりも、ドキュメントに近い。リアルな話だった。誰も明確な悪意があるわけではないが、最終的には少年を死に追いやってしまう。仮面をつけて、大人の期待のままにすべての言動をコントロールして、演技をし続けるようにしてしか、生きられなかった故・ユースケの痛ましさが胸を刺す。
    これは、子どものために書かれた物語だが、大人が読んでも十分読み応えがあると思う。
    この話と似たような出来事が、おそらくいろんな場所で起きているのだろう。親の期待、周囲の期待を裏切れないために、少しずつ命を削っていくように生きる人がいることを改めて思った。いい人で、気が弱くて、嫌とは言えなくて、ついついペルソナを生きて、そのうちおかしくなってしまう人たち。筆者は、子ども向けに優しく描いてくれているが、私には、この物語に似た苦しみを味わっているたくさんの人の顔が見えてくるようで、寒気がした。

    醜い見栄の張り合い、大人の狡さ、子どもたちの純真な残酷さ、流れに巻き込まれる恐ろしさ…それらがしっかり描かれており、かなりハードな読書体験となった。ぜひ、勇気をもって読んでみて欲しい。リアルに怖いですよ〜

    掲載日:2017/08/07

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