谷川俊太郎さんのこの詩はとても大好きな詩です。
小室等さんが曲をつけて歌っていた、1970年代の自分を思い出します。
自分が「生きる」ことの意味を考えていたことを思い出します。
この詩は「生きる」ことの風景を様々に思い浮かべることができる詩だと思います。
それは「生きる」ことに一所懸命な時には目に入らないかも知れないけれど、ふと客観視出来たとき、背景とともに「生きる」ことのさりげなさと空気のようなありがたさを感じることができると思います。
岡本ひろしさんの風景の中には、様々なエピソードが込められていて、それぞれに存在感をもって生きていることを表現しています。
描かれている「オリンピック(?)」とカレンダーから、自分は勝手に1996年のアトランタオリンピックを思い描きました。
すると、いろんな出来事の中に「いまこうして生きていること」が素晴らしい事だと、改めて感じることが出来ました。