私は出身が長崎です、
原爆資料館へは学校の見学旅行で行きました。
子どものころ見たものは強烈です、
肌がただれて歩く人々のアニメーションシーンがあって、
今でも目に焼き付いています。
原爆を語り継ぐこと、どう伝えるか、
時間がたち記憶が途絶える中で
絵本を通じて、考えるときなのだと感じました。
この絵本は大人や被爆体験者でなく
ドーム自体が語っています。
不思議なアプローチです。
作者が外国人であることも。
スズキコージさんの絵で
もうそれはそれは印象的なので、受けるものも強いと思います。
こんな形もあるのだなと感心しました。
広島、長崎。
地域に住まない方々は、
原爆、戦争というテーマに触れる機会も場所も少ないのでは。
この絵本が一つの入り口になることを期待します。