科学の絵本で、くじらの化石から(くじらの祖先)の話や、くじらの体の機能の話などが載っています。
元は哺乳類であったくじらの、退化してしまった腰骨が皮膚の中に埋もれて全く機能していないことがわかりました。
また、ほとんどの場合皮膚に覆われているものの、
くじらには足もあるし、種類によっては指まであるんですって!
もう、びっくりですよね。
それから、くじらの潮吹きの形が種類によっていろいろあるというのも、初めて知りました。
とても興味深い内容のことが、たくさん書いてありましたし、薮内さんの解説に合わせたイラストがとても分かりやすかったので、メチャクチャ面白かったです。
テキストの量は絵本にしては多いです。けれども興味深いクジラのことがわかりやすく描かれているので、知らないことを解明するのが好きなお子さん、くじらなど生物全般に興味のあるお子さんには特にお薦めしたいです。