『たろうの〜』シリーズの最初の作品だとか?!(驚)
こどものとも(月刊誌)で出たのは、1960年!私が生まれる前の作品ですよ〜!!
それなのに、全然古臭さを感じさせない、むしろ斬新な感じさえする、カラフルな色づかいが魅力的な絵本です。
ストーリーも、繰り返しが楽しいです♪
たろうが、ようちえんで作ってきた、それはそれは素敵なばけつ。
自分でも満足のいく出来だったようで、みんなに自慢して回ります。
次の日、にわとりのこっこに、ばけつを貸してほしいと頼まれたたろうは・・・???
上手にできた作品を、皆に見せびらかしたいたろうの気持ち。
大切なものを貸すのは、ちょっと嫌だけど、他の人の役に立つのが誇らしくて、貸してしまうたろうの気持ち。
どちらも、幼児の心境をよくとらえてますよね。
「わかる、わかる〜♪」
と、親子で共感できる絵本です。
(ああ、もちろん、『そらまめくんのベッド』みたいに、貸せない気持ちも、共感できちゃうのですが・・・。)
みーやが、大事なばけつをなくしてしまった時の、たろうの態度は、立派だなあ!(理想だけど、なかなかできませんよね〜?!)
大の仲良しが、わざとじゃなくて、何かしちゃった時、一生懸命謝ってくれたら、責めないで、いっしょに解決策を探すことができる人になれたらいいな〜。私も、娘たちも!
こんなたろうだから・・・
ほら、やっぱりハッピーエンド♪
安心して、読み終えることができる1冊です。