レーベデフの絵の絵本は、いくつか読んだ記憶がありますが、この本が一番大型のような気がします。動物の絵がリアルで好きなのですが、この本のオオカミの迫力には感動しました。きっとオオカミを近くで見たんだろうと思うような迫力です。動きに不自然さがありません。かさかさと森を歩く足音や息づかいが聞こえてきそうです。絵本が大きいので余計にいいですね。はりねずみももちろん良いのですが、オオカミの質感にはかなわないな。物語は単純なので、小さい子でも楽しめるでしょうし、我が家の動物好きの年長児も喜んでいました。動物にも人間にも、それぞれの姿、性質、立場があり、それで自然が成り立っているのだと感じさせます。