縦に開いていく絵本。
オルセンの「つきよのぼうや」、エリック・カールの「パパ お月さまとって」も縦長で上手く表現していましたが、これは、そもそも縦に捲っていくというもので、そのアイデアでもう成功したも同然です。
お話は、井戸に落ちたオオカミと他の動物のばかしあいというもの。
結局最後はオオカミかというのが、一寸ばかり残念な感じもしましたが、そのやり取りは楽しいもの。
作者のフィリップ・コランタンは、ELLE・MARIE CLAIRE・VOGUEなどのイラストを手がけただけあって、とても綺麗な絵で、ユーモラスに満ちていて、眺めるだけでも楽しめると思います。