息子が幼稚園の年長さんのときの配本で手にしたものですが、
今でもお気に入りのアラスカの昔話です。
「太陽」をカモメがひとりじめをしてしまったので、
頭のいいカラスがそれを取り返しに行くという
とってもユニークなストーリー。
カラスの頭脳作戦に息子はいつも大喜びです。
白黒の版画絵が光のまぶしさを強調していてとても印象に残りました。
昔話はそれが伝わる国や地方の想いがたくさん詰まっています。
きっと寒いアラスカでは「太陽」の光が本当に尊ばれていたから
こんなお話しができたんでしょうね。
海辺でエサの取り合いをしているカラスとカモメを見かけたら
きっと思い出す、そんな楽しい作品でした。