かこさとしさんの最後の作品です。
不思議な題名ですが、読んでいけばその真意がわかります。
水の役割について考察した作品です。
かこさん独特の語り口がいいですね。
たくさんの光景が立ち現れ、水というものを体感できると思います。
晩年のかこさんの思いを支えた、鈴木まもるさんの的確な絵が素敵です。
子どもたちが理解しやすいようにかみ砕いた展開がうれしいです。
そして、水について理解した後、
読者が行動できるよう導いてくれます。
小学生くらいから、ぜひ読んでほしいです。
別紙に添えられた編集レポートも興味深かったです。
まさに、かこさとしさんの人間像が見えました。
かこさとしさん、良い作品をいっぱい、ありがとうございます。
合掌。