『ちいさなちいさなおばあちゃん』…でベスコフさんの魅力に気付かされ
『おひさまのたまご』…でベスコフ・ワールドに引き込まれた私。
そして このお話を読んで ベスコフさんの全作品を知りたくなりました。
森に暮らす 小人の家族の1年が描かれた絵本です。
四季折々の暮らしを楽しみ
そんな環境の変化には 自分達の生活をあわせていく…
昔の人たちのあたり前だった日常が描かれています。
子供たちの学校の先生は 森の中で 誰よりも賢いフクロウさん。
そこでは 森で生きていくための知恵を教えてもらいます。
勇敢なお父さんからは 身を守る術を
優しいお母さんからは 収穫の悦びを…
子供達は 遊びながらしっかり学んで育ちます。
便利になりすぎてしまった現代の生活や
家族・地域のあり方を見直すきっかけをくれる絵本にもなりそうです。
これから大人になる子供たちに
繰り返し読んで欲しいと思える 素晴らしい作品だと感じました。
最後にベスコフさんからされている
このお話の続きを作ってみて…の提案も素敵☆
すさんだ近未来を描くお話が多い中
小人達の暮らしを通して
穏やかな未来を想像してみるのも良いかもしれませんね。