てんぐちゃんが村のお祭りを見物するというストーリー。
でも、人間に見られたら大変な存在ですから、スリリングな見物です。
てんぐちゃんと一緒にお祭り見物している気分が味わえますよ。
途中万引きした男の子に、てんぐちゃんは注意をするのですが、
このあたりの正義感に好感を持ちました。
村人たちの、「かみさまは ちゃんと みていなさる」という言葉が伝わってきますね。
その他にも、てんぐちゃんが、出会ったおにのこたちを気遣ったり、
かっぱちゃんの見物のお手伝いをしたり、と
てんぐちゃんの行動にほっこりさせてもらいました。
お祭りの余韻もどうぞ、とばかりに、
巻末には「てんぐちゃん音頭」の楽譜と振り付けまで。
幼稚園などで、先生方に実演してもらったら素敵だなあ、と思いました。