サンタクロースを信じているものにだけ聞こえる鈴音。
クリスマス・イブの夜中。
急行「北極号」に乗って、北極点へと誘われたぼく。
サンタクロースから、そりについた銀の鈴をもらう。
大人には聞こえない鈴の音。
子どもも、大きくなるに従って、聞こえなくなるという・・・。
大人になってからは行くことができない、
ピーターパンのネバーランドを思わせます。
『ジュマンジ』『ザスーラ』と共に、
映画化されたオールズバーグの作品です。
非現実の世界の出来事なのに、
実感としてはとてもリアルに迫ってくる独特の世界です。
心の底から信じていればちゃんと聞こえる鈴音。
いくつになってもその音色を、
子ども達と一緒に聞くことができる大人でありたいと願います。