美味しそうなスープの匂いがしてきそうな絵本です。
おばあちゃんに頼まれてスープの番をするきっこたち。
「にえたかな?」「にえたかどうだかたべてみよ」の繰り返しが楽しいです。
味見しているうちにスープはなくなってしまい、新たにまったく違うスープになってしまう・・・という展開も楽しいですが、特筆すべきはおばあちゃんの反応。
現実にこんなことが起こったら、私をはじめついつい怒ってしまう大人は多いでしょうが、おばあちゃんは違います。
驚きながらも、「よくおなべの番ができたこと!」
確かに、最初のスープは全部飲んじゃったけれど、みんなで協力して新たな美味しいスープを作ったんです。素晴らしいことですよね。
ついつい子供の行動にイライラして怒ってしまいがちな自分をちょっと反省してしまいました。
この本を読むと、間違いなくスープが作りたくなります。
たまには子供にもお手伝いしてもらって、「にえたかな?」「にえたかどうだかたべてみよ」の再現をするのも楽しいですよ。