ハシビロコウは伊豆のシャボテン公園のビル君が
有名でしたが、ほんと〜に動かない鳥です。
子どもを連れて何回も見に行きましたが動いているのを
みたのはたった一回だけ・・・。
そんなハシビロコウの生態についての絵本かと思いきや・・
もっと大事なテーマが隠れていました。
それは終盤の
ハシビロコウは うごかなくても、
かおが かわらなくても
「おいしい」とか「びっくり」とか
「こわい」とか「たのしい」って
ちゃんと おもっているんです。
というところです。わたしはここを読んでハッとしました。
むすめは小学校低学年くらいまですごくおとなしくて
いつもしずかにみんなの後をついているような子でした。
(今は喜怒哀楽の塊みたいになってますが・・・)
きっとまだ小さいしなんにも考えていないんだろうな
と思って、周りのみんなは対して了解も得ずに話を進めたり
、意見をわざわざ聞かなかったり、かってに「かわいいかわいい」
ともてはやしたり。
けれど後から本人曰くあの当時も一生懸命いろんなことを
見たり考えたりしていたと。
周りのテンポが速すぎてついていけなかっただけで、
会話もちゃんと聞いてたし、ちゃんと考えてたよ!
!ぼーっとしてたわけじゃないよ!って。
つい相手にリアクションを求めがちで、反応がないと
「聞いてない」とか「つまらない」とか思ってしまいがち
ですが、たとえ動かなくても表情がかわらなくても
当人は当人のペースでちゃんと色々考えているんだってことを
肝に銘じたいと思います。