なかやみわさんが描くモルモットのおはなしです。
モルモットって、そうそう、ねずみ。
あまりいい印象がないのですが、なかやさんが描くので、何ともキュートな造形が嬉しいです。
動物園のモルモット、ちゃものエピソード。
モルモットにもいろいろな種類があるようで、びっくり。
ここでは「モルやま」という鑑賞スペースがあり、そこに行くには橋を渡るのですが、
ちゃもは臆病でいけないのです。
お友だちはできるのに自分だけできないって、やはり引け目ですね。
そこで、ちゃもの抜け毛「けだまーず」が、臆病からの脱出方法を指南するのですね。
なかなかの方法ですが、ちゃもはしっかりと気づいたようです。
途中、迷路などもあり、こちらまで必死になってしまうので、ちゃもの気持ちが体感できるようになっています。
この仕掛け、素敵です。
そんなけだまーずも、役目を終えると消えてしまいますが、いい塩梅の存在感です。
だからこそ、最後のちゃもの行動がなんともほっこり。
幼稚園児くらいから、そっと勇気をもらえると思います。