絵本を訳者読みすることがあるので、訳・アーサー・ビナードとあったので、手にとってみた本。
ぼく。
ぼくは こんな じぶんが すき。
じぶんの いきかたで いきているのが すき。
詩のような言葉で展開していきます。このくまがどこまでも自己を肯定していくのに共感できました。
自己肯定感が描かれている本で、パッと浮かぶのは『ぼくだけのこと』とか『わたしとなかよし』などです。
比率としては自己肯定感が描かれている本って海外ものに多い気がするのは、日本は謙遜という美学があるせいか自己卑下して自己を紹介する文化だからかもしれません。
世のなかにたった一人でもいいから自分のことを肯定的に受容つまり愛してくれる人がいたら、自己肯定感が芽生えるのは、人が人間関係の中で生きているからこそ。
『ひとりぼっち?』と『?』がついているのがミソですね。