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アンデルセンの絵本 火うちばこ」 ヒラP21さんの声

アンデルセンの絵本 火うちばこ 作:角野 栄子
絵:エリック・ブレグバッド
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2004年
ISBN:9784097641100
評価スコア 3.4
評価ランキング 54,009
みんなの声 総数 4
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  • 危険な成功物語

    兵隊さんが、手に入れたお金と魔法の火打ちばこで、お姫様とめでたくゴールイン。
    あっさり書くと成功物語なのですが、書かれ方にかなり疑問符が付く作品です。
    金のありかと教えてくれた魔女(決して悪者に描かれていない)をいとも簡単に殺してしまった兵隊さん。
    お金で好き放題したあげく、お金が乏しくなったところで新たな発見。
    火打ちばこの魔法を知った兵隊さんが繰り広げる好き勝手は、ほめられたものではありません。
    好き勝手の報いか、捕えられて処刑されるというその時に、登場した魔法の犬たちが人々を殺戮する光景は悪夢のようです。
    軽々しく描いているけれど、かなり危険な語り口ではありませんか。
    グリムにも同じようなお話はあって、悪事がそのまま通されてしまう構図は目にしてきたのですが、そこにある理不尽さには皮肉が込められていて、反面教育的にも受け取れたのですが、この物語については、あっさりとし過ぎていて、兵隊さんが美化されているようにも思えてしまいました。
    それでもポイントが高いのはエリック・ブレグバッドの絵のせいでしょうか。
    ブレグバッドは兵隊さんを少し突き放した描き方をしていて、めでたしめでたしにはしていないように思えました。

    低学年に読むときには、要注意絵本かも。

    投稿日:2012/04/20

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