5歳の息子には短めで簡単すぎるだろううかと思ったのですが、
意外に読み応えがあり、
心の奥に響くものがありました。
末っ子のティッチは、いつもお兄さんお姉さんより格下。
持ち物も兄姉にくらべ数段下のランクのものばかりで、
悲しいティッチ。
けれどティッチの持っていた種が、
芽を出してぐんぐん伸びて、
お兄さんの持っていたシャベルよりも
お姉さんの持っていた植木鉢よりも
もっと大きく成長します。
この時のティッチの喜びと、
兄姉の納得いかない驚きが、
絵にとてもうまく表現されています。
文章よりも絵が物語を語っています。
自分で字を追わない息子には、
何回読んでも面白い一冊だったようです。