何故か異常にハイテンションなおじいさんが、手袋を落としたところから始まる、メルヘン物語。
ガタローと言えば、昭和世代はやんちゃな少年漫画で、子どもが大好きな下品でしょうもないゲラゲラ笑えるあの作品を思い出し、あの作家が、どうして絵本を!?と驚くと思う。
自分は、ガタローには子ども(というよりも、絵本を買ってあげる親)に支持されるような絵本は難しいと思ってしまった。
あにはからんや、子どもに大人気(つまり、それを与える大人にも大人気)な絵本がたくさん出ているではないか!?
実際に、どこがどう面白いかは、自分でページをめくって体験してもらうしかない。
面白さを伝えたいが、ネタバレをしないように伝えるのが困難なのだ。
ただ、ひとつ言えるのは、まじめで高尚なものを求める人は見ないでください、だ。
本書は、ギャグのわかる人や、パンチのある展開を受け入れられる心の広い人、絵本で冒険したい人向けの、
ややスパイシーな味わいの、おもしろい絵本なのだから、
気合を抜いて、適当な気持ちで、楽しんで貰いたい。
何も考えずに、笑ってみたい時に、どうぞ。