以前フランスに住んでいたころ、語学の勉強のつもりでタンタンの冒険シリーズを(フランス語版で)読み始めてすっかりはまりました。
この1冊は、作者のエルジェさんが亡くなる直前の作品で、未完。
しかも、その途中までのストーリーも、残されているのは下書き程度の原稿です。
でも、それが逆に、我々読む側の想像力をかきたててくれるのです。
エルジェさんの生原稿がそのまま掲載されているのも、作家の秘密をのぞき見ているようで、ファンにはたまりません。
そういう意味で、これは、シリーズのなかでも本当に特別の1冊です。
そして誰もが思うでしょうが、、、
やはり、このお話の結末、知りたかったですね・・・。