『シャーロットのおくりもの』を読んでから、蜘蛛には愛着があるので、
親近感がわいてセレクト。
小さな蜘蛛、シルバーくんが主人公。
海辺近くの小さな美術館が気に入り、触発されて、自身も作品作りに目覚めるという訳です。
蜘蛛の巣を、アート作品ととらえる視点に拍手!です。
もちろん、美術館の人には、振り落とされる存在なのですが、
住み込みの守衛さんには認めてもらえたのに一安心。
夕日に輝く作品、その輝きが伝わってきます。
最初はシルバーくんを嫌っていた美術館の人も、さすがアートの目利きは確かなようです。
それでも、少し方向性には違和感があるというのもなるほど。
ようやく自分のペースをつかめたラストに、安堵しました。