安房直子さんの雨の日のファンタジー絵本。
質素なかさやは、修繕のお店を持っています。
雨の日、買い物に出かけたかさやは、雨に濡れた水色の服の女の子を見かけるのです。
かさの仕事に誇りを持っていたはずのかさやも、
不思議な出来事で、少し傲慢になってしまったのかもしれません。
ともあれ、純真な気持ちは眠っていただけで、
ラストにはほっとしました。
雨の様子、かさやと女の子の交流、青いかさ・・・。
とても素敵な雨の日の色彩描写が美しいです。
少し長めの12分ほどのお話ですが、
子ども達に是非、読んであげたいと思いました。