ディック・キング=スミス、中学年以降のお勧め児童書を見るとこの作家が目立って増えてくる気がします。
この本は、名古屋市立図書館のお勧めリストに載っていました。
甘やかされて育った王女のぺネロぺは、八歳の誕生日にブタがほしいと言います。
ブタという発想がすごいですし、八歳を前にして鼻つまみものになっているというのもすごいです。
子どもの育て方って本当に大切ですね。
国中から集められたブタの中でペネロペが選んだのは、ロリポップという痩せたブタでした。
イヤイヤ期のお子さんを持って困っているお母さん方が読んでも、ジョニーの飼育は参考になるのではないかなあと思いました。
とてもおもしろいお話で、ぐいぐいと引き付けられました。
この作家さん、作家になる前には酪農家だったそうなんです。だから、園芸や飼育についても詳しいんですね。
甘やかされて育った王女というと「みにくいおひめさま」がありますが、この本もいいなあと思いました。
ディック・キング=スミス、これから注目して読んでみたいです。