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絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

時計坂の家」 はなびやさんの声

時計坂の家 作:高楼 方子
絵:千葉 史子
出版社:リブリオ出版
本体価格:\2,000+税
発行日:1992年
ISBN:9784897843193
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 4
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  • ファンタジーの好きな大人の方にも

    総ページ339。1992年発行。分量と内容から小学校高学年向きと思われます。

    絵本からたかどの作品のファンになったのですが、長編の作家であることを再認識させられました。

    どのお話を読んでも話の構成力に驚かされますが、この本も読んだ後、主人公のフー子と同じように異次元を冒険し戻って来た気分になりました。

    読んでいて「秘密の花園」や「ナルニア国物語」をヒントにしたのではないかと思えましたが、それは単なるヒントに過ぎず全く別のお話として見事に成立しています。

    夏休み、小学6年のフー子は、いとこのマリカから祖父の家のある汀館に誘われます。家の近くには時計塔があります。祖父は住み込みのお手伝いさんリサさんと住んでいます。フー子の母は、祖父を嫌っていて祖父の家を訪ねる事がありません。

    フー子は、亡くなったと聞かされていた祖母の真相を自分で探り当てることになるのです。

    ロシアから亡命していた有名な時計師チェルヌイシェフ、マリカの名前の由来、リサさんの持っていたスカーフなどの伏線が複雑にはりめぐされていて、その一つ一つをマリカのいとこ映介の協力を得て解いていきます。

    謎解きの要素もあって、ドキドキしながら読みました。フー子が垣間見た別の次元の世界に魅入られたように、自分も魅入られていくのを感じ、怖さと見られた喜びを感じました。

    私は小学6年の夏休みに佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」を読んでファンタジーの世界に興味を持つようになりましたが、この作品を読んだ子どもたちもきっとずっとファンタジーの世界に魅せられていくだろうと思います。子どもだけに楽しませておくのはもったいないので、ファンタジーの好きな大人の方にも読んでもらいたいと思います。

    投稿日:2008/01/13

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