和田さんの、のほほんとした絵に惹かれて手に取りました。
飴を食べたことをきっかけに、
猫のようにしか鳴けなくなってしまったライオンのお話です。
そのライオンに、えさを届けるウサギのかわいらしさがいいです。
何も知らないということは、怖いものも知らないということ。
「このおじさんは怖くない」という直感で、蛙を持って行くウサギ。
その気持ちに、ライオンも声が元に戻っても食べる気をなくしてしまう。
気持ちが通じ合うことっていいですよね。
純真な優しい気持ちは、他人に伝わるのだということが
子供たちも分かってくれるといいなと思います。