くまのことりとずーっと一緒にいたい気持ち、くまの中ではきのうと何も変わらない今日があってそこにことりがいない現実。
妹を亡くしてしまった娘には気持ちが重なる部分があったのか最初はこの本を読んで欲しくないと言って避けていました。
しばらく時間をおいて寝る前に読んであげると「くまさんもうさみしくないね」と読み終わった後に話してくれました。私自身ホッとしました。
「妹が死んでしまった」という事実しかない彼女。
そんな彼女の心の中にあるかわいい妹との短い思い出をたくさん膨らませていつか、くまのように前に進んで行って欲しいなぁと思う一冊でした。