息子は淡々と聞いていましたが、どうも母親である私が読み聞かせるのには相応しくない内容のような気がしてなりません。だれか他の人(父親とか、祖父母とか、先生とか)が私のいないところで読み聞かせてくれるならいいのですが。
後半のお母さんが編んでくれた帽子の話も、最初のうちは、ちょっと変わった色合いの帽子がとても気に入ったんだなあと思って読んでいたのですが、最後に王様の冠とも交換しなかったというオチは、母親の愛情はそれ以上の価値があるんだぞ!という愛の押し売りのように思えてなりません。実際母親の愛情というのは、そういうものであるのかもしれませんが、そんなことを母親が子供に絵本を媒介にして言い聞かせるというのは・・・私にはできませんでした。