ハリーがおばあちゃんからもらったセーターは花柄のセーターでした。
とてもおばさん向けの柄で、ハリーには似合いません。
ハリーもがっかりして、色んなところにセーターを捨てようとします。
子供にもこのような経験はたくさんあるのではないでしょうか。おもちゃや洋服がほしかったのと違うのをもらったり・・・。だからいっそのことどこかに落としたりしてまた新しいのを買ってもらえないかな・・・と思ったり。
子供の心のなかを親には理解できないこともたくさんありと思います。そのわかってもらえない子供の気持ちをこの絵本のなかのハリーは、わかってくれるのではないのでしょうか。子供にとっては、親しみやすいストーリーだと思います。
絵本の中では、最後のハリーは好きなセーターをもらえるのですが、子供の場合はそう行かないこともあるので、
この絵本の中に入り込んで自分と重ね手最後のはほしかったものが手に入ることを想像して、楽しむことができるのではないでしょうか。