お仕事で子ども達に絵本を読むことがあります。前作の「うずらちゃんのかくれんぼ」もそうでしたが、この「ピーのおはなし」も、絵にインパクトがあって、お話にリズムがあって、この絵本そのものが抜群にキュートで、子ども達に読み聞かせをする度に、胸が高鳴ります。
ピーちゃんが、お母さんのためにといって出掛けるのですが、途中、間違ったり失敗したり、夢中になってしまったり、そのひとつひとつが冒険で、かわいらしくて、そこで出会うオサカナさんたちやトリさんたちのさりげないフォローが、これまた粋で・・・・ そしてピーちゃんの冒険のおわりには・・・・この絵本の持っているワクワク感とあたたかさが伝わってきて、読む側も聴く側もグッと入り込める絵本です。