3匹のねずみくんの前に現れた、大きな猫。
「猫=ねずみを食べるもの」のはずなのに、
宮西さんの手にかかるとちょっぴほろりとさせるこんなお話になるんですね。
相手を疑わない純真無垢、天真爛漫な気持ちって
相手の気持ちも変えてしまうんだなあ。
知らぬが仏という言葉もありますが・・。
3匹のねずみくんとたまおじさん(猫)のやりとりが
とても面白くて楽しかったです。
表紙のちょっと怖いようなインパクトの絵。
私には猫がねずみを今にも食べてしまうように見えましたが、
3匹には「さようなら」のあいさつに見えるなんて!
私もすっかり先入観のかたまりってことかな。
わかりやすいお話で、息子も大喜びでした。