娘の初めての読書感想文の見本にと思い、平成21年度の課題図書のこの本を読みました。
まるで、娘のことのようだなって思いました。
うちの娘はあまのじゃくで、言われるとやる気が出ないし、でも放っておいても、一向に行動を起こさないし…。当然、毎日のように怒られてばっかりです。
でもこの本を読んで、「そっか、娘なりの理由があるのかもしれない」「きちんとやろうと思っても、どうしても、できないのかもしれない」と感じて、なみだが出そうになりました。
娘も、胸にくるものがあるらしく、半ば目を背けている感じでした。
それだけ、核心を突いてるんだなと思いました。
「いいこになりたいのにできない」だから、短冊に願いを込めるしかないのですね。
くすのきさんのお話は、こども達の外からは見えないこころの中を描いたものが多いですね。
長年に渡り、小学校の先生をされていただけあって、本当によくわかっておられるなって感じます。
こども達にというよりは、大人たちへ向けられたメッセージだと、強く感じます。
「やらない」のではなく、「できない」のだとしたら…。
今後、娘にどう接していくか…。
娘の本当の気持ちを理解し、柔軟な考え方を持とうと感じた一冊でした。