絵本ガイドや息子の二年生の教科書にも紹介されていて、読んでみたいと思っていました。
松野さんというと、「ふしぎなたけのこ」を読んだばかり、そちらも名作と思っていましたが、こちらの本もですね。
敵対するたぬきときつねの子ども同士が仲良くなるなんて、ロミオとジュリエットみたいと思いました。
絵本でも、長めなので起伏にとんでいて、読み応えがありました。
子どもの無邪気さや優しさの勝利かな。読後感もよくて寝かしつけ前に読んでも、心地よく眠れそうです。
息子は、コンがつばきの枝、杉の枝はポンという対比や、毎回新しい枝を使ってばけるところに興味をひかれたようです。
最初はあまり興味なさそうに聞いていたのですが、ばける練習のあたりから、だんだんと集中して聞いていました。
二俣さんの絵もとてもかわいくて、二匹の健気さがよく出ていると思いました。