悲しさと衝撃から抜けられない。
というのが、私の読後感です。
車から投げ捨てられる犬ってとんでもなさも、ショックだけど、途中、犬が車道に飛び出して、よけようとした車が事故を起こすシーン。
…駄目なんですよねえ。こういう展開は。
落ち込むを通り越して、堪(こた)えます。私が悩んでもしょうがないんだけど。
キツイです。
なので、とてもじゃないが、ハッピーエンドな気持ちにはなれません。
そして、正直なところ、好きにはなれません。
力量を感じつつも、好きかといわれると、うーん……。と唸ってしまう本で、感情的には嫌いなのだが、やはりその存在感は見過ごせない。
「よいと思う」とは、実はちょっとちがうのですが、星4つにしました。